確率・統計を現場に活用する「品質管理」の続き。なので、いつもと違っていきなり本題に突入しました。
新しい製造技術によって製品寿命時間が延びたというデータを得た時、それが技術改善の効果かどうかを統計的手法で見極めるっていうのが、今回の取り上げたケーススタディです。
「む、むずかしい・・・。」
でも、見えないものを見るために、仮説を立てて検証していく作業ってなんか格好いい。全部わかったわけじゃないけど、なるほどと思えたことが嬉しい・・・そんな特別講座です。
1 開催日時
令和2年12月21日(月) 16:15〜17:00
2 開催場所
兵庫県立但馬技術大学校 本館2階 センター教室2
3 講師
兵庫県立但馬技術大学校 大学校長 奥田孝一
4 講座の様子
(1) 一見、でたらめに見える現象の裏側には、規則性が隠れている。サイコロの出た目、ATMやレジの行列に並ぶ人の数・・・。確率分布という考え方を取り入れれば、法則性が見えてくる。
(2) ここでも活躍するのは、やっぱり正規分布~♪。
(3) 製品の寿命が延びたのは、製造技術の改善効果なのか、偶然良いデータが偏ってでた結果にすぎないのか・・・。仮説を立てて検証する。
(4) こんな地道なことの積み上げで、現実の社会は便利なっていくのだと思い、大変感心してしまいました。デジタル化が進展し、かつてないほどデータの価値が高まっていると言われるけれど、その一端を垣間見た・・かな。