大学校長特別講座「おもしろ理数科」(第3回)開催

奥田孝一大学校長が、学生に難しくない理数科的なお話をする特別講座「おもしろ理数科」。今回より参加の1名を含め、6名の学生の参加を得て、第3回目を開催しました。

1 開催日時

令和3年8月31日(火) 16:15〜17:00

2 開催場所

兵庫県立但馬技術大学校 本館2階 センター教室2

3 講師

兵庫県立但馬技術大学校 大学校長 奥田孝一

4 講座の様子

1名の学生のみ今回からの参加で、ほかは継続しての参加。まずは、前回の復習となる関数の概念の説明から、講座がスタートです。
前回の復習として、y=x^2+1で表される2次関数の説明。x=1なら、y=2。そして、x=2なら、y=5。このあたりは、簡単ですよね。

 

ここからが今回のテーマの確率・統計へ。紀元前でも、数学者がいて、数学について研究していました。例えば、天体の動きを調べ、天候との関係、日射量との関係、降雨量との関係を調べ、これが農作物の収穫量にどう影響するかを調べていました。
写真の図は、大砲を撃ったときにどの位置に着弾するのかを分析するためのもの。着弾地との距離が重要で、上に向けて撃つ角度がθ、砲弾の発射速度がV0で、どうなるのか。観測データを集めることにより、両者がどのような関係にあるか、すなわち、両者の関係を見極めて定式化できることが重要です。定式化できれば、あとは実験をしなくても、予測が可能に。

 

最後に、偏差値のお話に。みなさん、偏差値って、よくご存じですよね。例えば、数学が40点、英語が80点でも、数学の出来が悪かったとは限りません。数学の平均点が30点で英語の平均点が95点なら、英語の方が悪かったことになります。これを数値化して比べられるようにしたのが偏差値。テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかがわかります。偏差値50ならまんなか、60なら前から16%、70なら前から2.5%ぐらいの位置になります。

次回は9月28日(火)に開催します。是非、ご参加ください。

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