第3回奥田カフェ 開店

第3回奥田カフェ(大学校長喫茶室) 開催しました

11月に入って、但馬技術大学校の周辺でも、樹木が色づきはじめました。

そんななか、建築工学科の1年生3名に来店いただき、奥田カフェを開店。将来の夢やそのために必要となる能力などについてお話ししました。

1 開催日時

令和3年11月9日(水) 16:15~17:00

2 開催場所

兵庫県立但馬技術大学校 本館2階 応接室

3 喫茶店主

兵庫県立但馬技術大学校 大学校長 奥田孝一

4 内容

(1) まずは、いくつか、奥田先生から学生に質問をしてみました。

・将来は、どのような仕事につきたいの?

設計士になりたい。なので、まずは2級建築士の資格をとりたい。
いまは勉強の最中。これから将来を決めていきたい。
これまで事務関係の仕事をしてきたが、専門的な知識が必要な事務職をめざしたい。なので、2級建築士の資格をとって、この資格を活かして建築関係の事務の仕事につきたい。

・但馬技術大学校での勉強は大変なの?

家が遠く、片道150分ほどの通学時間が必要で大変。
座って授業を受けるのが10年ぶりなので、少し大変。でも、学校生活はおもしろい。
夏休みがあるなど、新鮮。楽しんで学生生活を送っている。

(2) 続いて、奥田先生への質問

・学生時代にやっておいたほうがいいことはなに?

自分で考えるという訓練をしてほしい。今は簡単にホームページ上で調べられるが、本当かどうか、怪しいものもある。なぜだろうと考えたり、以前、勉強したことを思い出して、復習しながら自分で事実かどうか、判断する癖をつけてほしい。高校の時の勉強では、時間が限られているので、公式を暗記して使うような勉強方法しかない。でも、ここでは、暗記ではなく、自分で「なぜ」を考えながら、勉強していってほしい。

・奥田先生が読んでおもしろかった本は?

図書館に行ってよく本を借りており、月20冊は読んでいる。専門的な本はあまり借りないが、絵画本や小説なども借りている。新作なら、このまえ「産業革命史」を借りた。また、インターネット上では、会費が必要なものの、雑誌が読み放題になるサービスがある。普段は手に取るようなことがないジャンルの雑誌もみることができ、新たな発見にもつながる。いろいろな本を読んでみては。

(3) ここで、奥田先生からのアドバイス

昔は情報の入手が大変で、都会に行かないと最新の情報は入らなかった。今はどこにでも情報がある。あふれた情報から取捨選択をする、判断する能力を身につけてほしい。この能力は訓練しないと身につかない。高校の時は「教科書は正しい」だったが、これからはこれを疑うところからはじめないといけないのではないか。

    

 

 

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