令和5年2月22日にスマートものづくりセンター但馬の技術コーディネーター村瀬先生・井奥先生より1年生を対象に職業講話が行われました。
はじめに
今回の講話は、村瀬先生、井奥先生から就職活動を控える学生、また社会人として働き出す学生に向けて、「働くとはどういうことか」をテーマにお話していただきました。
まずは、村瀬先生より 「今、企業が求める人材とは?」
それは、「普通の人」であることです。
「普通」とは、「普く(あまねく)通用する」という意味であり、どこに行っても誰に会っても通用する人。
つまり…
・普通の常識を身につけている。
・普通の礼儀を身につけている。
・基礎知識を身につけている。
約束や規則を遵守し、挨拶ができ、仕事をするうえでの必要最低限の知識を持っている人が「普通の人」である。まずは自身が普通の人であるかを考えてほしい。
社会や企業では“日本語で文書を作る”ことがほとんどです。契約書、指示書、記録等の重要書類やコミュニケーションをとる際も、もちろん日本語で話すため、まず日本語を正しく使えているでしょうか?言葉の意味を理解できているでしょうか?
仕事は「読む」・「書く」・「話す」・「聞く(聴く)」が基本である。これから社会人として働くために国語の重要性についても一度、自分自身の国語力ついて考えてみてほしいという内容であった。
次に井奥先生より 「仕事をする上で大切なことは」
求められる人材は仕事が楽しめる・楽しんで仕事ができる人です。
まずは仕事をこなすではなく、仕事やるという意識をもつことが必要である。
今やっていることに対して、「興味・関心・好奇心を抱く」ことが大切になります。
世の中は常に新しいことや物が生み出されています。そこにはこんなことができればいいのに、こんな物があれば便利で良くなるのにと、人々が豊かになるために考え、知恵を出し合い、実現させる。この繰り返しで時代が進んでいます。
そこには必ず、人が興味・関心・好奇心を抱くことで新たな考えや技術生まれている。つまり現状に満足することなく、常に向上心をもて仕事をすることが大切であり、それがやりがいに繋がり、達成されたときに自信と自身の財産となる。
まとめ
2名の先生から、その他にも貴重なお話や沢山の経験談を交えながら、現在の社会において、求められることをわかりやすくかつ現実的にお話していただきました。
まずは自身と向き合うこと。理想の自分に近づくためには、今後の学校生活の中で何をすべきかを考える講話となった。
就職に向かって、これからの学生の「働くこと」についての意識の変化がみられることを期待している。