技術や技能は、日々の地道な訓練を通じて培われ、その実力の絶対値は、技能検定や資格試験で判定されます。そして、その着地点に向かう過程で、自分の相対的な位置を確認することも大切です。
そこで、建築工学科の2名が、同世代の仲間が競う競技会にチャレンジしました。
競技日
令和2年11月20日(金)
会場
兵庫県立ものづくり大学校
参加職種
建築大工
参加者
建築工学科2年 尾俣道博 野崎裕太朗
取材日記
1 朝まだ暗い6時に但馬技大を出発。2時間かけて会場の兵庫県立ものづくり大学校に到着。受付で、マスクを忘れていることに気づき、早速あたふた。
2 8時45分、会場の講堂に集合。エントリー13名中1名欠席。命の次に大切な道具箱を持ち込んで、参加12名が整列
3 9時15分、競技開始。実技課題は、「仕様、課題図に従い、墨付けと加工組立を行う」というもの。標準時間は2時間45分。12時までに完成だ。
4 まずは墨付け。桁・むな桁、はり・つか、たる木の順に墨付けを行う。おっと、左後ろの女性がやたらと早い。焦る。
5 加工に入る。鑿でほぞ穴をあけて・・・。だんだん調子が出てきた。
6 完全な自分の世界に没入。だんだん暑くなってきた。時折、背伸びをしながら汗を拭う。
7 組立完成。差し金で寸法の確認後、課題提出
8 休憩なしの2時間半ぶっ通し。さすがに疲れた。課題をやり終えた安堵感と、やり遂げた満足感。とりあえず、急に襲ってきた空腹感を満たしたいと思いながら競技を終えました。