令和4年度 防災訓練・防災講話

1.日時

・防災訓練 令和4年4月19日(火) 9:00~10:30(1,2年生対象)

・防災講話 令和4年4月19日(火) 10:40~12:10(1年生対象)

 

2.防災訓練

防災訓練は、事前に訓練であることを周知させた状態で行いました。

今回の訓練では、校内で火災が起きたことを想定して避難をします。

9:30に訓練火災が発生し、全員速やかに避難することが出来ました。

避難後には、副大学校長より講評をいただきました。

避難訓練は小学生の頃からずっとやってきていますが、成人した今一度改めて受け身で訓練をするのではなく

この訓練をする意味を考えながら避難してもらうことがいざという時のために必要です。

その後は、田中消防器具製作所の田中さんから消火器の使い方について説明していただき学生に実演していただきました。

火災発生時で大切なことは、「初期消火」をすることです。

初期消火をするために消火器を使い、火元に向けて噴射する必要があります。

消火器は約15秒ほどで使い切れるようになっており、火元の手前からほうきで掃くようなイメージで消火を試みます。

初期消火でも火が消せないときは無理に消そうとせずに、すぐに避難するようにしましょう。

消火器説明の後は、本校職員による消火栓の説明に移ります。

消火栓を使う際は水圧が高いため、2人以上で使うようにしてください。

 

3.防災講話

防災講話では、豊岡消防本部より講師の岡坂様に来ていただき災害発生時の対応の方法についてお話いただきました。

日本では、年間で6万件以上の火災が起きており、死亡者の約9割が住宅火災によるものだそうです。

火災の主な原因は、たばこ・ストーブ・コンロ(IHを含む)・電気器具です。

ここで、火災を発見したときの3つのステップについて説明していただきました。

①まわりに知らせる→大きな声、大きな音、助けを求める、119番通報をする。

②初期消火→消火器の使用方法と位置の確認をしておく。

③急いで避難→逃げるときは、最後に出る人は窓・ドアを閉める。(室内に炎や煙を閉じ込めて酸素を減らすため)

近年起こった大きな火災で、記憶に新しいものが京都アニメーション放火事件だと思います。

この火災では、死者が30名以上に上っています。

建物は3階建てで、3階での死者数が最も多く、この原因はらせん階段による吹き抜け構造のため煙が早く上り蔓延したことだそうです。

煙は横方向には秒速0.5~1mほどだそうですが、上方向には秒速3~5mで上がっていくそうです。

このため、煙が一気に3階まで上り広がったそうです。

万が一火災に巻き込まれた際には、STOP&GO(止まって落ち着いて考えて行動する)を心掛けて避難することが大切だとご説明いただきました。

非常に有意義な時間になったのではないかと思います。

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